半田裕のスポーツマーケティング考
スポーツマーケティング考 第34話 【スポーツビジネスでより多くの顧客とのコミュニケーションを達成する一考察】
スポーツというコンテンツを活用し、より多くの購買者にリーチする大切な方法と留意点。
下段のadver timesの投稿内容をよく見て欲しい。
支出喚起力=購買動機の向上と考えた場合に自身のブランドのターゲット特性を良く考察し、そのターゲットと同質延長線上にある、どのコンテンツとのコラボレーションを上手く創造出来るかが大切になる。これを私はレバレッジマーケテイングと呼んでいる。1×1=4とか5にもっていく手法だ。ゆえに私たちは音楽にも、ドラマにも、映画にも、小説にも、コミックにも、遊園地にも、推し活にも消費者が興味をもつあらゆるコンテンツにアンテナを張り巡らす必要があるのだ。しかしながらスポーツを取り使う場合に注意する点がある。このチャートを見て欲しい。
例えば、バスケットボールの場合、5on5 (Athentic Sport)と3on3 (Sport Culture) ストリートカルチャーをスポーツという舞台でどう表現するかが大切になるのだ、なぜなら、言わずもがな大きな市場がそこにあるからだ。しかしそれをマーケティング表現する場合、ジョーダンのコートにおけるブルズでの活躍があってこそのエアージョーダンであり、ジャンプマンのアパレルになる。主人公はあくまでも5on5なのだ。
One thing that will never change is Nike’s unique connectionto the passion of sport by Phil Knight

フィル・ナイトの言うこの言葉を忘れずに、威力のあるコンテンツとのコラボレーションをレバレッジマーケティングをすべきだという話だ。
ここからAdvertimesより抜粋
Mrs. GREEN APPLEが『嵐』以来の快挙 博報堂調査で見るコンテンツビジネス2025博報堂DYホールディングスと博報堂の共同研究プロジェクト「コンテンツビジネスラボ」は8月20日、先般より実施していた「コンテンツファン消費行動調査2025」のデータをもとに、アニメや音楽など全11カテゴリ・計1,700以上のコンテンツに関する、「リーチ力・支出喚起力ランキング」を算出したと発表した。コンテンツビジネスラボは、コンテンツを起点とした広告やビジネス設計の支援を行う博報堂内の専門チーム。「リーチ力・支出喚起力」は、企業のコンテンツ活用を促進するために、コンテンツビジネスラボが開発した独自指標。そのコンテンツが一年間に到達できる人数を表す指標を「リーチ力」。コアファンによる、年間の関連市場規模の指標を「支出喚起力」と読んでいる。「リーチ力」は、コンテンツの力を活かして幅広い生活者に自社商品やサービスを知らせる際に参照。この指標が高いと、キャラクタータイアップ・CM への起用・PR などの活用に向いている。一方で「支出喚起力」は、自社の商品やサービスそのものにコンテンツを組み込んだオリジナルの企画を開発し、コンテンツファンの実際の購買を目的とする際に、どのくらいの売上規模が見込めるかを推計するもの。
今回の結果は以下の通り。https://www.advertimes.com/20250826/article509446/