スポーツマーケティング考 第6話 【前に進む道は〖デザイン・Design〗しなくてはならない 】
CHANGE IS POWER
DESIGN IS CHANGE
ビジネスの成功を形づくる主な成分は、じつは二つしか無い。ブランドとその提供だ。
ブランド構築で大きな問題となるのは、複雑な組織にシンプルなアイデアを実行させることだ。
現在の状態を改善された状態に変えようとする者は誰でもデザイナーだ。
デザイン思考に長けた人は総じて、共感的で、直感的で、想像力に富み、理想主義者だ。
もしイノベートしたいなら、着手すべきはデザインだ。前に進む道は【デザイン・Design】しなくてはならない。
シックス・シグマを王座から追放する経営革新とは、デザイン思考だ。それはあなたの会社のマーケティング部門に行きわたり、研究部門に浸透し、プロセスを変革して、文化を活性化する。
消費主義の問題は、欲望を生み出すことではなく、欲望を完全に満たせないことにある。欲望は人間の基本的衝動だ。私たちの欲望には、気分良くものを買うことも含まれる。
デザインは【広告と製品】のものから、プロセス・システム、そして組織のものへと急速に拡張しつつある。
デザインがイノベーションを推進し、イノベーションがブランドに力を与え、ブランドがロイヤリティを築き、ロイヤリティが利益を持続させる。長期的利益を求めるなら、デザインからはじめることだ。
人々の心をとらえ、夢中にさせるような体験を確実に商品化するには、デザイナーを雇う以上のことをしなくてはならない。必要なのはデザイナーであることだ。
資本主義社会が【いまある状態】の考え方だけで動いていたら、何の冒険もなく、何もえられないだろう。
左脳と右脳が一体となって作用すると第3の脳が現れ、一方の脳だけではできないことをやってのける。
第3の脳で考える者は安易な選択肢で満足しない。彼らは一見相反するニーズがともにみたされるような基盤を見つけてみせる。
デザインフルなリーダは、【ORの抑圧】を退け、【ANDの才能】を支持する。
デザインフルなリーダーとクリエイティブなアーティストは、ほとんど同じだ。
ルールを打破するイノベーションには、遊びの感覚や喜びが不可欠だ。厳密なやり方でがんじがらめにしてはいけない。
私たちの文化がテクノロジー色を強めれば強めるほど、官能的かつ隠喩的な美の力が必要になる。
私たちが何者で、どこに暮らし、何を信じているかにかかわらず、心の琴線にふれる形や色、匂い、配置、パターンがある。
企業が失敗するのは、進路の選択を間違えるからでは無い。もっといい道筋を想像できないからだ。
工業化時代を受け継ぐのは情報化時代だとうたわれてきた。だが、デジタル革命の真の恵みは、情報、インフォメーションではなく協力、コラボレーションだ。
ルールを打破するイノベーションには、遊びの感覚や喜びが不可欠だ。厳密なやり方でがんじがらめにされるわけにはいかない。デザインは「遊ぶ」を意味するラテン語、ludereを語源とする「遊びの(ludic)」プロセスなのだ。
デザイナーはロジックとマジックの間の空間で跳ねまわる。
彼らは自分が何をしているかを、それをしている最中に学ぶ
イノベーションが会社の文化から生まれることを理解しているひとはほんのわずかだろう。
CHANGE IS POWER
DESIGN IS CHANGE
=デザインフルカンパニーより抜粋=
まさに、日本のスポーツ界も前人未到の時代に突入している。
スポーツの資産をマーケティングすることを、スポーツマーケティングと捉える私にとって、デザイン思考は大変重要な思考であり、学ばなければならない要素に満ち溢れている。
まさに、これからの日本のスポーツ界の進む道をデザイン・Designするのだ。
何もないところから、何かを創造する人は皆、Designerなのだ。