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半田裕のスポーツマーケティング考
スポーツマーケティング考 第7話 【他人モードにハイジャックされた脳】
半田裕のスポーツマーケティング考

スポーツマーケティング考 第7話 【他人モードにハイジャックされた脳】

🔳「他人モード」にハイジャックされた脳」 🔳                                        

毎朝だいたい決まった時間に会社に出かけ、Google Calendarや手帳で次の予定をチェックしながら、会議やアポイントに臨む。それ以外の時間で、頼まれた書類を作成したり、経費精算の処理を済ませたりする。合間にはtwitterやInstagramを投稿したり、「いいね!」をチェックしたりする。

そこで出てきた話題を友人と話す。

これらはいずれも、人が受け取った情報に反応する「他人モード」の行動だ。

ふつうに生きていると、僕たちの脳はずっと「他人モード」になっており、「自分がどう感じるか」よりも「どうすれば他人が満足するか」ばかりを考えている。膨大な業務に忙殺されている人、部下のマネジメントに責任がある人、顧客の対応に追われる人、家事・育児・介護を抱える人・・・・大きなネットワークの中で生きる僕らの日々は、「他人モード」で占められている。

何気ないソーシャルメディアの投稿をする時ですら、「どうすればフォロワー達を喜ばせ、『いいね!』を押してもらえるか」について考えている。

逆に、日常の中で、「自分モード」と呼べる時間は、かなり少ないのではないかと思う。「自分モード」のスイッチを切ったまま日々を過ごしていると、僕たちは「何がしたいのか」を思い出せなくなる。

「君はどう思う?」と意見を求められても、そもそも「自分がどう思うか」すら、よくわからなくなる。そういう人から何か新しいことを発想したり、粘り強く考えたりする力が失われる。

それだけならまだいいが、何かにワクワクしたり、感動したり、幸せを感じたりする力も、だんだん鈍っていく。こうなると、なかなか厄介だ。

「他人モード」に由来する停滞感は、ネット時代に生きる僕たちの「生活習慣病」と言っていいだろう。このモヤモヤ感に心当たりのある人は、決して少なくないはずだ。                             Vision Driven - 直感と論理をつなぐ思考法 佐宗邦威著     ダイヤモンド社より抜粋                                        

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何か創造的な仕事をしようと思っている人は「自分モード」の時間を少なからず取り返すべきだ。

その手法としてできることは、

① 一日15分自分だけの時間を持つ

② その時に用意したノートに何でもいいので自分がその時に考えた事や思ったことをペンで記入する。

このような時間を」活用し、自分の心の中に「余白のスペース」を持つことが大事であると著者は言っていました。皆さんはどうおもわれますか?