半田裕のスポーツマーケティング考
スポ―ツマーケテイング考 第17話【課題解決の達人になる8つのスキル】
課題解決の資料作成の際に前半はロジック、後半はマジックだと教えている。前半はデータサイエンスや統計学やITリテラシーというか情報技術のスキルでバリバリに理詰めで課題の抽出やターゲットの選定を図っていく、フレームワークを駆使して、演繹法や帰納法を使って方針や目的を定めて行く。ここが弱いと上司に「その施策をお前がやりたいだけだろうと」言われることが多々ある。根拠、根拠、根拠だ。その結果方針や目的が定まり、その課題解決を考えるところに至ると、アイデアや発想力の部分を求められるマジックの世界だ。製品やサービスを提供するさいにロジックでヒトはその製品やサービスを購入しない。もっと感情的なところを揺さぶらないといけない時代だ。ロジックとマジック、右脳と左脳である。後半のマジックが弱いと、上司は「ありきたりな解決策だな」とおっしゃる。ゆえにデザイン思考やアート思考やモードやファッションやブランドや美的センスや審美眼を鍛えなくてはいけない。美術館やおしゃれな街に行き、あらゆる建築物や広告表現およびそこにいる人々の空気に触れて来いとなる。一人前のマーケターの道は厳しくはあるが面白い世界だと今でも思っている。このようなスキルを持った人材を育て、私は日本のスポーツ界に送り込んでいきたいと考えている。実はそのために身に付けるスキルは❽個ある。過去は5つでペンタゴンスキルと呼んでいたが、大学の教育生活を経て、今や❽個、オクタゴンスキルに相成りました。このレベルの人材を育てて日本のスポーツ界に送り込むことこそが国からスポーツ界が期待された、日本のスポーツビジネスの事業規模を5.5兆円から15兆円にする手法だと固く信じている。 #スポーツマーケ完全攻略