大阪経済大学の25年度の私の授業シラバス
大学では時間割を自分で決められる。卒業単位に必要なコマ数を考えて、毎年自分が学習したい講義を履修するわけです。
学生は大学のネット上の掲載される各先生方の講義の内容を詳しく説明した「シラバス」という説明文を見て自分が履修したい講義を選択している。
今日はちょうどその時期なので、私が作成した25年度の私の講義のシラバスから「授業概要情報」の説明文を掲載します。
春学期の【国際スポーツビジネス論】はこうなります。
この講義はグローバルなスポーツビジネスに関する講義となる。しかしながら講義を通じて学習する内容は、今後どのような業界、進路に進もうが皆さんにとって非常に役立つ内容になっている。 理由はこうだ。
現代の社会は多くの課題に満ち溢れている。 社会に出るとわかるが、どの企業もその課題を解決すべく日々会議室で延々と会議を重ねている。
私がいたナイキも同じだった。そういう現場の人間が待ち望んでいる若き人材とは、まさに光り輝く「課題解決に向けた提案力」のある人材である。
テーマはスポーツビジネスだが、上記のような目標(課題解決力の向上)を設定し1年の授業は展開される。
その流れについて説明する。
私の大学における、春学期、秋学期の講義である「国際スポーツビジネス論」と「国際スポーツマーケティング論」は、合計30コマ(90分)ある。その授業の構造は3段階に分かれており、 ❶気付き❷動議付け❸主体的学び、になる。
学生は初期に世界的なスポーツビジネスの規模感に度肝を抜かれる。そして日本の貧弱なスポーツビジネスの規模に驚く。
ここで日本市場に大きな可能性を感じる学生は、すでに気付き➡動機づけがされている。そのGAPの理由を知りたがる受講生に、私が在籍したグローバルスポーツ企業のIMGやナイキやアディダスのような企業がどういう事業戦略で自社のビジネスをどのようにドライブしているか?説明する。
彼らと同じように考え、彼らと同じようにスポーツのビジネスをマーケティングするスキルを身に付ければよいのだ。
そのような人財になるためにはスキルが必要だ。
それが私が唱える「8個のサクセススキル」だ。
春学期の授業で気づきと動機づけができた学生にむけて、秋学期の授業ではその8個のスキルの概略を説明し、今後の学習方法の伝授をする。 そこから、皆さんの主体的な学びがスタートする。
スポーツの話に少し戻ると、ポーツに関する国の法律である「スポーツ基本法」が2011年に実に50年ぶりに変わってから、2015年には文科省内にスポーツ庁が新設され、2019年には大学スポーツ協会(UNIVAS)も開設された。この国では間違いなくスポーツの新しい時代が始まっている。その一つのピークが国がデザインしていた、2019年~2021年のTriple Golden Yearsプラン(RWC2019➡TOKYO2020➡関西ワールドマスターズゲームズ)であった。国はスポーツを新しいステージに運ぶ準備と支援はしてくれた、Triple Golden Yearsの計画はコロナ禍による影響を被ったかもしれないが、ここからが本当のチャンスだ。この機会をつかめる条件は3つある。
① この国の大きなスポーツ行政の流れを理解していること
② 欧米諸国とのスポーツビジネスのギャップについて知り、その課題と解決法を熟知していること
③ この機会を敏感にキャッチし革新の道を歩む「ひと」のリソースを創造する事
ここに一つの答えを用意した。この春学期に始まる「国際スポーツビジネス論」を受講し、引き続き、秋学期開催の「国際スポーツマーケティング論」を受講する。 この30コマの授業を通じて受講生に伝える知見とマインドを高め、受講生自身が行動すれば、日本のスポーツ界で金字塔を打ち立てる未来に辿り着ける人財になれる。
さあ一緒に旅立とう。
ミッションは 『スポーツのもつチカラでこの国をもっと幸せにする』 だ。
実はこの大学の講義を基に更にブラッシュアップしたセミナーを多くの方に届けられるようにオンラインで展開しています。
それが、グローバルスポーツマーケテイングセミナーになります。
興味のある方はこちらをご覧ください。
https://gsma.peatix.com/